Fickleness~三日坊主~
㊥壱さっくす吹き之ぃろぃろ日誌w
2007.11.27
「痛っ・・」
俺はうっすらと目をあけた。
視界には、車や道路、クラスメイトの姿は全くなく、
白い壁で少し薬のようなにおいがあった。
ここは・・・どこなんだ?
俺は自分の体を見た。パジャマを着て手には点滴がされ、
ベッドに横になっていて、心拍数を計るものが置いてあった。
このとき初めて俺が病院にいるということを悟った。
とりあえず、ナースコールをした。
何分か経ち、看護婦さんがやってきた。
「聡汰くん、よく目が覚めたね。」
「えっ・・俺はどうしてここに・・。」
「覚えてないかな?5年前に突然意識不明になって、
病院に運ばれたんだけど、ずっと眠ってて、
特に異常はないみたいだから、家に帰るはずだったんだけどね。
危うく心臓が止まりかけちゃって、入院することになったのよ。
もう、植物状態だったんだから。」
「はっ・・はあ・・。」
俺は・・夢を見ていたのか・・?
未麗が死んだことも・・・実は生きてて殺されかけたことも・・・。
「今、家族の人に連絡とるから寝てていいよ。」
「・・・は・・い・・。」
じゃあ・・今・・・未麗は一体・・・。
それから10分ぐらいの時間が経ち、家族が来た。
「聡汰!生きてて良かった・・・」
「ずっと待ってたんだよ・・!!」
俺は自分が入院してたことも覚えてなかったけど、
泣きながら、親にいわれると、これが現実なんだなって、少し思った。
「聡汰知らないかもしれないけど、未麗ちゃん、今日が釈放だって。」
「釈放・・?」
『バンッ!』
その時ドアを開くすごく大きな音が俺の病室に鳴り響いた。
「聡・・・汰・・・?聡汰・・・!!会いたかった・・・」
この声・・この顔は・・・未麗・・・・!!
「未麗?」
「聡汰!!!!」
そういうと涙を流しながら未麗が、俺のベッドにあがってきた。
「俺・・・・夢ん中で、めっちゃ未麗と会った・・」
「本当に?うちも・・・・・・」
「でも・・俺は・・・未麗に殺されかけてた・・」
「・・・うちも、聡汰と同じ夢見た・・。
車が多く通る高速道路に聡汰を突き飛ばした・・。
うち、本当に人殺しかけたから・・。」
「えっ?」
「クラスメイトのこと、カッターナイフで切り裂いた。
また、いじめられるって思ったら怖くて・・。
聡汰が学校に来てたら、もしかしたら殺してたかもしれない・・。」
「そんなことが・・・」
「うち、これからどうすればいい?」
未麗がそういうと、周りが少し静まった感じがした。少しの時間が経った。
「母さん、父さん、俺、未麗と外庭行ってくる。」
「・・わかった。」
─外庭。
俺は車椅子に乗り、未麗に引いてもらいながら少しずつ進んでいた。
今は、春。ちょうどよい暖かさの季節。
俺と、未麗は、その春の暖かさを感じながら桜並木を進む。
「未麗」
「ん?なに?」
「俺、未麗に、本当ひどいことしたな。」
「えっ?なに急に;;」
「俺・・さ・・」
「うち、全部知ってたよ。聡汰、手紙読んでないでしょ?」
「?」
「ポケットに入ってるじゃん。せっかくだし読んでみて!」
未麗にいわれ、俺はパジャマのポケットに手をいれた。
すると、見覚えのある封筒に入った手紙が出てきた。
「これは・・・」
「ちょうど5年前ぐらい、最後に会った日に渡したの。」
俺は、ゆっくりと手紙を開き、読んでいった。
俺はうっすらと目をあけた。
視界には、車や道路、クラスメイトの姿は全くなく、
白い壁で少し薬のようなにおいがあった。
ここは・・・どこなんだ?
俺は自分の体を見た。パジャマを着て手には点滴がされ、
ベッドに横になっていて、心拍数を計るものが置いてあった。
このとき初めて俺が病院にいるということを悟った。
とりあえず、ナースコールをした。
何分か経ち、看護婦さんがやってきた。
「聡汰くん、よく目が覚めたね。」
「えっ・・俺はどうしてここに・・。」
「覚えてないかな?5年前に突然意識不明になって、
病院に運ばれたんだけど、ずっと眠ってて、
特に異常はないみたいだから、家に帰るはずだったんだけどね。
危うく心臓が止まりかけちゃって、入院することになったのよ。
もう、植物状態だったんだから。」
「はっ・・はあ・・。」
俺は・・夢を見ていたのか・・?
未麗が死んだことも・・・実は生きてて殺されかけたことも・・・。
「今、家族の人に連絡とるから寝てていいよ。」
「・・・は・・い・・。」
じゃあ・・今・・・未麗は一体・・・。
それから10分ぐらいの時間が経ち、家族が来た。
「聡汰!生きてて良かった・・・」
「ずっと待ってたんだよ・・!!」
俺は自分が入院してたことも覚えてなかったけど、
泣きながら、親にいわれると、これが現実なんだなって、少し思った。
「聡汰知らないかもしれないけど、未麗ちゃん、今日が釈放だって。」
「釈放・・?」
『バンッ!』
その時ドアを開くすごく大きな音が俺の病室に鳴り響いた。
「聡・・・汰・・・?聡汰・・・!!会いたかった・・・」
この声・・この顔は・・・未麗・・・・!!
「未麗?」
「聡汰!!!!」
そういうと涙を流しながら未麗が、俺のベッドにあがってきた。
「俺・・・・夢ん中で、めっちゃ未麗と会った・・」
「本当に?うちも・・・・・・」
「でも・・俺は・・・未麗に殺されかけてた・・」
「・・・うちも、聡汰と同じ夢見た・・。
車が多く通る高速道路に聡汰を突き飛ばした・・。
うち、本当に人殺しかけたから・・。」
「えっ?」
「クラスメイトのこと、カッターナイフで切り裂いた。
また、いじめられるって思ったら怖くて・・。
聡汰が学校に来てたら、もしかしたら殺してたかもしれない・・。」
「そんなことが・・・」
「うち、これからどうすればいい?」
未麗がそういうと、周りが少し静まった感じがした。少しの時間が経った。
「母さん、父さん、俺、未麗と外庭行ってくる。」
「・・わかった。」
─外庭。
俺は車椅子に乗り、未麗に引いてもらいながら少しずつ進んでいた。
今は、春。ちょうどよい暖かさの季節。
俺と、未麗は、その春の暖かさを感じながら桜並木を進む。
「未麗」
「ん?なに?」
「俺、未麗に、本当ひどいことしたな。」
「えっ?なに急に;;」
「俺・・さ・・」
「うち、全部知ってたよ。聡汰、手紙読んでないでしょ?」
「?」
「ポケットに入ってるじゃん。せっかくだし読んでみて!」
未麗にいわれ、俺はパジャマのポケットに手をいれた。
すると、見覚えのある封筒に入った手紙が出てきた。
「これは・・・」
「ちょうど5年前ぐらい、最後に会った日に渡したの。」
俺は、ゆっくりと手紙を開き、読んでいった。
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海乃帆立
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女性
自己紹介:
HP開設日:2005年4月18日
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