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Fickleness~三日坊主~

㊥壱さっくす吹き之ぃろぃろ日誌w

2024.05.06
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2007.11.27
”こんにちは!・・なんか変だね(笑)
 今日は、聡汰に最後のお別れを告げるために手紙を書きました。
 うち、見ての通り、クラスのみんなからいじめを受けてて、
 強がり言ってたけど、本当はすごく辛くて。
 聡汰がいなかったら、登校拒否になってたと思う(汗)。
 その、いじめの主犯が聡汰でも、
 聡汰といる時間だけは、すごく安らいだっていうか救いになった。”

「未麗・・お前・・」

「・・・いいから、読め~!!」

「うん・・・」

”あのときの期末は、前のテストで親にこっぴどく怒られて、
 また点数低かったら、離婚するとか言い出しちゃって、
 すごく焦って、あのときだけは、これ以上無理ってぐらい勉強したの。
 結果的には1位になったけど、聡汰がいつもとってる点数より、
 50点近くも低かったから、自慢にならないよね(笑)。
 友達は、みんな、『未麗はどうせ馬鹿だから』って思ってて、
 うわべだけ応援されてたけど、その日から悪口言われるようになって・・・。
 「偽善者」とか。いじめって本当に怖いものだよね。”

「・・・」

”本当は、我慢しなきゃいけないんだろうけど、
 ごめん。うち、もう無理。
 今日、これからクラスメイトの復讐に行きます。
 そして、うちもあの世にいこうと決めました。
 この世には、もう、聡汰しか良い人がいなくて。
 あの世には、きっと優しい人がたくさんいて。
 幸せに生きれるんだろうなって思ってます。
 聡汰、さようなら。今まで・・・ありがとう。
                     未麗”

「そういう・・・ことだったのか。」

「あれから、カッター持って学校に行って、
 クラスの人、特に信用してて裏切られた人とかの、
 腕をカッターで切ったりして、とにかく暴れてた。
 自分も死のうと思って、首にカッターをあてたんだけど、
 その瞬間に警察に取り押さえられて、殺人未遂容疑で逮捕。
 懲役5年にされて、今日、聡汰が入院してたの初めて知ったんだ。」

「俺・・お前になんてことを・・。」

「聡汰。やっぱ、うち、聡汰のこと好きだよ。

「・・・えっ?・・」 

「だって・・辛いとき、ずっと傍にいてくれたから。」

「未麗・・」

そういうと、未麗は、満面の笑みを見せた。

「俺のこと・・許してくれるのか?」

「もちろんっ!聡汰には、たくさん助けてもらったから・・・。」

しばらく沈黙が続いた後、聡汰が口を開いた。

「未麗・・俺ともう一度、人生をやり直して欲しい。」

「・・はい!」

未麗と聡汰は、そう約束してベンチの上で唇を交わした。

少し強めの秋風にロングの髪の毛もゆれる。
秋、枯れ葉がまだ落ちきっていない季節。

未麗の周囲は、思いのほか暖かかった。
もうすぐ春が訪れるかのように─。



約半年ぶりの更新;;汗

もう一生更新しないと思っていましたが、
小説が中途ハンパであるのと、
せっかく挿絵を頂いたのに打ち切りはあまりにもひどいので、
今日、書き足しましたw(第5話の「桜並木を進む」の後からw)

変な終わり方&変なストーリーで、変な感じがしたかもしれませんが、
ご了承くださいませ(´∀`)笑

ちなみに、

現実=第1、2、5、最終話

架空(夢だった)=第3、4話となります。
わかりにくくてすいません;;

この小説は、手直しして内容も少し変えてやり直したいと思います。

また、半年後、1年後などになるかもしれませんがご了承下さい。

そして、この記事を最後に、このブログの更新を完全に停止します。

同盟活動の方は、またやっていますので、ご参加待ってます!!

今まで、お世話になった皆さん、本当に有難う御座いました♪♪

どっかのブログで、同じ名前(現在ひらがなで活動中)を発見しましたら、
気軽にコメントでもください(´∀`)笑
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2007.11.27
「痛っ・・」

俺はうっすらと目をあけた。

視界には、車や道路、クラスメイトの姿は全くなく、
白い壁で少し薬のようなにおいがあった。

ここは・・・どこなんだ?

俺は自分の体を見た。パジャマを着て手には点滴がされ、
ベッドに横になっていて、心拍数を計るものが置いてあった。
このとき初めて俺が病院にいるということを悟った。
とりあえず、ナースコールをした。
何分か経ち、看護婦さんがやってきた。

「聡汰くん、よく目が覚めたね。」

「えっ・・俺はどうしてここに・・。」

「覚えてないかな?5年前に突然意識不明になって、
 病院に運ばれたんだけど、ずっと眠ってて、
 特に異常はないみたいだから、家に帰るはずだったんだけどね。
 危うく心臓が止まりかけちゃって、入院することになったのよ。
 もう、植物状態だったんだから。」

「はっ・・はあ・・。」

俺は・・夢を見ていたのか・・?
未麗が死んだことも・・・実は生きてて殺されかけたことも・・・。

「今、家族の人に連絡とるから寝てていいよ。」

「・・・は・・い・・。」

じゃあ・・今・・・未麗は一体・・・。

それから10分ぐらいの時間が経ち、家族が来た。

「聡汰!生きてて良かった・・・」

「ずっと待ってたんだよ・・!!」

俺は自分が入院してたことも覚えてなかったけど、
泣きながら、親にいわれると、これが現実なんだなって、少し思った。

「聡汰知らないかもしれないけど、未麗ちゃん、今日が釈放だって。」

「釈放・・?」



『バンッ!』

その時ドアを開くすごく大きな音が俺の病室に鳴り響いた。


「聡・・・汰・・・?聡汰・・・!!会いたかった・・・」


この声・・この顔は・・・未麗・・・・!!


「未麗?」

「聡汰!!!!」

そういうと涙を流しながら未麗が、俺のベッドにあがってきた。


「俺・・・・夢ん中で、めっちゃ未麗と会った・・」

「本当に?うちも・・・・・・」

「でも・・俺は・・・未麗に殺されかけてた・・」

「・・・うちも、聡汰と同じ夢見た・・。
 車が多く通る高速道路に聡汰を突き飛ばした・・。
 うち、本当に人殺しかけたから・・。」

「えっ?」

「クラスメイトのこと、カッターナイフで切り裂いた。
 また、いじめられるって思ったら怖くて・・。
 聡汰が学校に来てたら、もしかしたら殺してたかもしれない・・。」

「そんなことが・・・」

「うち、これからどうすればいい?」

未麗がそういうと、周りが少し静まった感じがした。少しの時間が経った。

「母さん、父さん、俺、未麗と外庭行ってくる。」

「・・わかった。」

─外庭。

俺は車椅子に乗り、未麗に引いてもらいながら少しずつ進んでいた。

今は、春。ちょうどよい暖かさの季節。

俺と、未麗は、その春の暖かさを感じながら桜並木を進む。

「未麗」

「ん?なに?」

「俺、未麗に、本当ひどいことしたな。」

「えっ?なに急に;;」

「俺・・さ・・」

「うち、全部知ってたよ。聡汰、手紙読んでないでしょ?」

「?」

「ポケットに入ってるじゃん。せっかくだし読んでみて!」

未麗にいわれ、俺はパジャマのポケットに手をいれた。

すると、見覚えのある封筒に入った手紙が出てきた。

「これは・・・」

「ちょうど5年前ぐらい、最後に会った日に渡したの。」

俺は、ゆっくりと手紙を開き、読んでいった。
2007.05.31


聡汰は、その場に座り込んでしまった。また、未麗たちの話が続いた。

「うちも表面上でいじめられるのは、少しキツかったけどね。
 でも、いつかこんな日が来るって期待してたから良かった。
 聡汰と付き合うようになったのも、仕方なくだし。
 死んだことにしてからは、近くの友達ん家に住んで、
 アルバイトしてた。
 実家に手紙送ってたらしいけど、
 『生きてる人間に失礼な手紙だっ!』て
 父さん怒ってたよ?たぶん、捨てられてるんじゃない?
 あ~あ。みんなと一緒に聡汰が土下座してるとこ見たかったなぁ~」

「あ・・・ああ・・」

「ってことで聡汰くんには逝ってもらいまーす♪」

「ちょっちょっと待ってくれよ!!
 確かに俺はやってはいけないことをした。
 でも、お前達は俺よりやってはいけないことをしただろ!?
 俺が殺されるのはおかしくないか?」

「なんかほざいてるけど無視ーやっちゃっていいよ」

『ブーンブーンブーン』

このとき、横の道路にはたくさんの車が走っていた。

「お前も、もう終わりだな・・」

元クラスメイトの男子がいった。

『ではでは、聡汰くんさようなら~。』

元クラスメイト達は、
声をそろえて言うと聡汰を道路の真ん中に追い出した。

「やめろ!!やめろ!!」

聡汰の後ろには、大型のトラックが来ていた。





(もう・・・駄目なのか・・・)







『ドンッ!!』






何かを跳ねたような音が町中に広がった。

「痛っ・・・」

------------------------
はい、かなり久しぶりの更新です(>_<)
これ書いたの3月ですよ~遅すぎてすんませ~ん(´∀`)
最終話も、ほぼ出来上がっている状況です♪♪
なんとか頑張って、終わらせようと思いますので、よろしくです!
2007.02.12
第3話

私は運命に逆らわないで生きてきたのに

どうして?またリセットしてる

あなたは 今 どうしてるのかな・・・

・・裏切り者

---------------------

次の日の朝、暗い表情で聡汰は教室に入った。

「おはよう、聡汰。はははっキモ」
「おう!聡汰!!まだ生きてたのかよ」
「未麗と一緒に逝っちゃえば良かったのに。ふんっ」

その日から、

聡汰の人生は180度変わったような気がした。

「俺が・・・未麗を殺したんだ・・」



─翌日。聡汰は全校集会で謝罪した。

「僕のちょっとした恨みのせいで、一人の人を失わせたことに、
 深くお詫びします。本当にすみませんでした。ごめんなさい・・。」

そのときの顔は、いうまでもなく生気のない表情を浮かべていた。

聡汰のクラスメイトが次々と陰口をたたく。

「全部、聡汰のせいだよ。俺達なんも悪くないよな?」
「ああ、もともといじめ始めたの聡汰だし」
「うちらが折角協力してあげたのに勝手に好きになっちゃってさ、マジ意味不だし」
「こっちが悪者みたいじゃん、この偽善者!」

聡汰が未麗を恨み始めたのは6月頃。
定期テストでは、聡汰がいつも学年トップをとっていた。
未麗はまだ学年で120人中60位と中間で停滞していた。
そんな時、三年生始めの期末テストが行われた。
(やばいっ全く答えが頭に出てこない・・!!)
聡汰は、母が入院し見舞いや世話をしていたため、
勉強の時間がほとんどなく、前の日の晩、徹夜していたのだ。

そのテストの結果は、60位に急低下してしまった。
(はあ~っ下がった。にしてもずいぶん落ちたな・・。)
このときの学年1位は未麗だった。順位が今までと全く正反対になったのだ。
聡汰は、今までに見たことのない名前を見て愕然とした。
(そっそんな!!こんな名前見たことない!!由江・・許せねえ・・)
その日から、顔も知らない未麗へのいじめが始まった。
ずいぶんと顔を広くもっていた聡汰は、すぐに学年全体を協力させることに成功。
まんまとはまった未麗をみては裏で笑っていた。
しかし、主格を知らない未麗は成績優秀な聡汰に前から興味をもっており、
聡汰の部活を見学したり、同じ委員会に入ったりして、
次第に、聡汰の方から好意をもち、付き合うようになった。
それでも、周りは「どうせ計算だろ。」といい未麗に対するいじめは変わらなかった。
結局、聡汰のまいた種は、腐ることなく見事な黒い花となり、
未麗は、ただ一人、天へ昇っていった。

「俺・・もう・・ここにいたらいけない。」

翌日から、聡汰は、何度もカウンセリングを受け、元の学校に戻ろうとしたが、
気持ちをリセットすることができず、東京の学校に転校した。
転校してから、最初は被害的思考にしか考えられず怯えていたが、
登校しているうちに、友達もでき、なんとか元の自分にもどることができた。

「これから、良い人生過ごせるのかな・・。」

聡汰は、少し不安を抱えていたが勉強にはげみ自分に自信がついた。
また、未麗の実家へ謝罪の手紙を送り続けていた。


”カーカーカーカァカァヵァ・・”

─それから5年が過ぎたカラスも鳴く夕方頃。

「よし。・・今年こそ受かってみせる!!!」

一人の男の声が東京の田舎町に響いた・・聡汰だ。
あれから5年が過ぎ、20歳になった聡汰は、1年前から浪人生をしている。

「未麗・・ごめんな。俺・・受験頑張るからさっ。応援してろよ。」

心の中で聡汰はつぶやいた。
今もなお、未麗の実家へ手紙を送っている。が、返事の手紙はない。
つまり一方通行である。未麗が亡くなってから5年が過ぎた。

転校してから、一人の命の重さを改めて痛感した聡汰は、
ひたすら、ただひたすら、誰よりも勉強を頑張っていた。少しでも償いになればと。

夜になる頃、誰もいない東京の中の田舎町を聡汰は一人歩いていた。

すると、向こう側から見覚えのある顔がうっすらと見えた。

「・・・・未・・麗・・?そんな・・まさかな。ハハッ」

聡汰は、気のせいだと思いまた歩き出した。
どんどんとその顔がハッキリと見えてきた。やっぱり未麗だった。

「久しぶり。」
「未麗、どっ・・どうしてこんなところに!!??まだ生きてたのか!?」
「まだ生きてたなんて、失礼な。誰も死んだなんていってないよ。」
「でっでっでも、学校来てなかったじゃん!!」

そういうと、未麗はふふっと何かをたくらんでるような笑いを見せた。

「あんたって人は、本当、脳のないクズだね。みんなもそう思ってるよ。」
「はっ・・未・・未麗・・変わってしまったのか・・?」

あまりにも変わってしまった未麗に聡汰は唖然とした。

「変わったもなにも、いじめられる前から、こうだったよ。
 あんたは、みんなを裏切ってた。うちも含めて。
 みんながテスト勉強で悩んでるときにあんたは何?
『そんなに勉強しなくても点数取れんのに』っていったの誰?」
「それは・・」
「そうだよ。あんただったら”優秀”だからいい点数取れるんだよ。
 親も金持ちで、一人だけ『他の貧乏人とは違う』みたいな顔してさ。
 みんな、嫌いだったよ。あんたのこと。裏で散々悪口いってたよ。
 思ってもない言葉ばっかりいって、マジでムカついてた。
 小学校のときなんか、あんたからいじめ仕掛けたくせに、
 親の圧力で、いじめられてた子が退学になったらしいし?」

「未麗のいうとおりだよ。お前は、もう人間なんかじゃない。」

未麗の背後から声が聞こえた。中学のクラスメイト達だ。

「お前の母親が病気になったのは、幸運だったな。
 でも、その前から俺達が計画してたの気づかなかったのか?
 俺達は他学級の友達から、
 聡汰の母親は体が弱くて近々入院することを聞いていた。
 それで、聡汰が見舞いに行くことを予想して、
 勉強してたんだよな?未麗」

「そう。それで、うちが一番になって聡汰が60番に落ちた。
 計画通りだったよ。」

「その時点で、俺達は満足してた。
 でもお前は馬鹿なことに未麗への無駄な復讐をし始めたんだ。」

「うちらは、聡汰の始めたいじめに協力した。表面上だけ。
 だから未麗に『消えろ』なんて、思ったこともなかったよ。
 どうせなら、あの手紙、聡汰にプレゼントしてやりたかった。」

「そっそんな・・・」

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ごめんなさい。もう少し続くみたいです。
全く最終回の物語を考えていないという・・。><
また、しばらくお待ちくださいw
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